パッケージ キャッシュの無効化または移動
パッケージ キャッシュは、インストールされているパッケージのソースを提供します。 これらのパッケージは、Visual Studio や他の関連製品がインターネットに接続できなくなったときに、それらを修復するために必要です。 しかしながら、ドライブやシステムを設定しておくことで、すべてのパッケージを維持する必要がなくなることもあります。 必要なときは、インストーラーによってダウンロードされます。 ディスクの領域を節約したり増やしたりする必要がある場合は、パッケージ キャッシュを無効にするか、移動することができます。
パッケージ キャッシュの無効化
新しいインストーラーで Visual Studio やその他の製品をインストール、変更、修復する前に、--nocache
スイッチでインストーラーを開始できます。
"%ProgramFiles(x86)%\Microsoft Visual Studio\Installer\vs_installer.exe" --nocache
製品に対して何らかの操作を行うと、その製品の既存のパッケージがすべて削除されて、インストール後にパッケージは保存されません。 Visual Studio の変更や修復のためにパッケージが必要になると、自動的にダウンロードされて、インストール後に削除されます。
キャッシュを再有効化する場合、代わりに --cache
を渡します。 必要なパッケージのみがキャッシュされます。 すべてのパッケージを復元する必要がある場合は、ネットワークから切断する前に、Visual Studio を修復することをお勧めします。
"%ProgramFiles(x86)%\Microsoft Visual Studio\Installer\vs_installer.exe" repair --passive --norestart --cache
また、Visual Studio をインストール、変更、修復する前にキャッシュを無効化するように KeepDownloadedPayloads
レジストリ ポリシーを設定できます。
パッケージ キャッシュの移動
一般的なシステム構成は、SSD に Windows をインストールし、ソース コードやプログラム バイナリなど、開発用には大きなハード ディスク (1 つ以上) を利用することです。 オフラインで作業する場合、代わりにパッケージ キャッシュを移動できます。
現在は、Visual Studio をインストール、変更、修復する前に CachePath
レジストリ ポリシーを設定した場合にのみ、この操作を行うことができます。
サポートまたはトラブルシューティング
ときには、問題が発生してしまうことがあります。 Visual Studio のインストールが失敗した場合は、「Visual Studio のインストールとアップグレードの問題のトラブルシューティング」に記載されているステップ バイ ステップ ガイドをご覧ください。
他のいくつかのサポート オプションを次に示します。
- インストール関連の問題については、インストール チャット (英語のみ) サポート オプションを使用します。
- Visual Studio インストーラーと Visual Studio IDE の両方に表示される 問題の報告 ツールを使用して、製品の問題を報告します。 IT 管理者で、Visual Studio がインストールされていない場合は、IT 管理者フィードバックを送信することができます。
- Visual Studio 開発者コミュニティで機能の提案、製品の問題の追跡、回答の検索を行うことができます。