Office ソリューションのイベント ログ
Windows のイベント ビューアーを使用すると、Office ソリューションのインストール時またはアンインストール時に Visual Studio Tools for Office Runtime でキャプチャされる例外メッセージを表示できます。 イベント ロガーからのこれらのメッセージを使用して、インストールと配置の問題を解決できます。
対象: このトピックの情報は、ドキュメントレベルのプロジェクトおよび VSTO アドイン プロジェクトに適用されます。 「Office アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。
イベント ログを読む
イベント ビューアー を開き、目的のイベントを表示するためにフィルター処理します。
Windows Server 2003 と Windows XP でイベント ログを読むには
[コントロール パネル] の [管理ツール]を開きます。
イベント ビューアーを開始します。
イベント ログの一覧で [アプリケーション]を選択します。
[表示] メニューの [フィルター]をクリックします。
[イベント ソース] 一覧で [VSTO 4.0]を選択します。
インストール イベントの場合は、 [イベント ID] ボックスに 4096と入力します。
[OK] をクリックして、フィルター処理されたビューを表示します。
Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 でイベント ログを読むには
[コントロール パネル] の [管理ツール]を開きます。
イベント ビューアーを開始します。
[Windows ログ]を展開します。
イベント ログの一覧で [アプリケーション]を選択します。
[アクション] メニューの [現在のログをフィルター処理]をクリックします。
[イベント ソース] 一覧で [VSTO 4.0]を選択します。
インストール イベントの場合は、 [イベント ID] ボックスに 4096と入力します。
[OK] をクリックして、フィルター処理されたビューを表示します。
イベント ビューアーに次の情報が表示されます。
ソリューションの配置マニフェストの場所。
エラーまたは例外の原因を説明するメッセージ。
これらの例外メッセージから、信頼されていない証明書、信頼されていないドキュメントの場所、無効な配置マニフェストといったインストール上の問題の原因を特定できます。
Office ソリューションをアンインストールしても、例外メッセージはイベント ログに残ります。
Office ソリューションの実行中、例外メッセージを表示するか、ログに記録する方法については、「Office プロジェクトのデバッグ」を参照してください。
ローカリゼーション
例外メッセージの言語は、Office ランタイム言語の Visual Studio Tools によって決まります。 たとえば、エンドユーザーのコンピューターに日本語の言語パックがインストールされている場合、例外メッセージは日本語でイベント ログに書き込まれます。
イベント ロガーを無効にする
Office ソリューションをインストールまたはアンインストールするときには、既定ではイベント ロガーが有効になります。 イベント ロガーを無効にするには、VSTO_EVENTLOGDISABLED 環境変数を「1」に設定します。
イベント ログを無効にするには
[コントロール パネル] の [システム]を開きます。
[詳細設定] タブの [環境変数]をクリックします。
[システム変数] ウィンドウの [新規]をクリックします。
[新しいシステム変数] ダイアログ ボックスで、 [変数名] ボックスに VSTO_EVENTLOGDISABLED と入力します。
[変数値] ボックスに 1と入力します。
OK をクリックします。