使用する XML スキーマを選択する
XML エディターではスキーマ キャッシュが提供されます。このキャッシュは %VSInstallDir%\xml\Schemas ディレクトリに配置されています。 スキーマ キャッシュには、IntelliSense と XML ドキュメントの検証に使用される既知の XML スキーマが格納されています。
[スキーマ] ドキュメント プロパティは、1 つまたは複数の XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマを選択するために使用します。 スキーマ キャッシュまたは他の場所からスキーマを選択できます。
指定したスキーマは、他のすべての XML ドキュメント プロパティと共に (非表示の) ソリューション ユーザー オプション ファイル (.suo) に保存されます。 このため、ソリューションを次に開いたときにこれらの値を再入力する必要はありません。
Note
エディターでは、インライン スキーマ、または xsd:schemaLocation
属性によって参照されているスキーマを使用して検証を行うことができます。 詳細については、「XML ドキュメントの検証」を参照してください。
スキーマ キャッシュにある XML スキーマを選択するには
XML エディターでファイルを開きます。
ドキュメントのプロパティ ウィンドウで、[スキーマ] フィールドをクリックします。 参照ボタン (...) が表示されたら、それをクリックします。
[XML スキーマ] ダイアログ ボックスが表示されます。 ダイアログ ボックスには、スキーマ キャッシュ内に存在し、拡張子が .xsd であるすべてのスキーマの一覧が、catalog.xml ファイルで参照されているスキーマも含めて表示されます。また、現在のソリューション内にあるスキーマ、Visual Studio で開かれているスキーマ、
xsd:schemaLocation
属性で参照されているスキーマ、および [スキーマ] プロパティで参照されているスキーマもすべて表示されます。次のいずれかを実行し、検証に使用するスキーマを選択します。
[XML スキーマ] ダイアログに一覧表示されるスキーマを 1 つ選択し、[使用] 列をクリックして、[このスキーマを使用する] をクリックします。
- または -
[XML スキーマ] ダイアログに一覧表示されるスキーマを複数選択し、右クリックして、[このスキーマを使用する] をクリックします。
OK を選択します。
選択したスキーマの一覧が [スキーマ] ドキュメント プロパティにコピーされます。
XML スキーマをスキーマ キャッシュに追加するには
ドキュメントのプロパティ ウィンドウで、[スキーマ] フィールドのボタンをクリックします。
[追加] をクリックします。
[XSD スキーマを開く] ダイアログが表示されます。
スキーマ キャッシュに追加するスキーマを参照し、選択します。
開く をクリックします。
スキーマがスキーマ キャッシュに追加され、[使用] 列の値が [このスキーマを使用する] に設定されます。
スキーマ キャッシュにある XML スキーマを削除するには
ドキュメントのプロパティ ウィンドウで、[スキーマ] フィールドのボタンをクリックします。
削除するスキーマを選択し、[削除] をクリックします。
スキーマは、メモリ内のスキーマ キャッシュから削除されますが、ファイル システムからは削除されません。
Note
schemaLocation
属性または一致するtargetNamespace
を介したスキーマへの参照がまだ存在する場合、[削除] は、自動的な関連付けによりこの状況では機能しません。 この場合は、スキーマを [使用] 列の [選択されているスキーマを使用しない] としてマークすることをお勧めします。