PSHED_PI_GET_INJECTION_CAPABILITIES コールバック関数 (ntddk.h)
PSHED プラグインの GetInjectionCapabilities コールバック関数は、ハードウェア プラットフォームに挿入できるハードウェア エラーの種類を記述するエラー挿入機能共用体を返します。
構文
PSHED_PI_GET_INJECTION_CAPABILITIES PshedPiGetInjectionCapabilities;
NTSTATUS PshedPiGetInjectionCapabilities(
[in, out, optional] PVOID PluginContext,
[out] PWHEA_ERROR_INJECTION_CAPABILITIES Capabilities
)
{...}
パラメーター
[in, out, optional] PluginContext
PSHED プラグインが PSHED に登録するために PshedRegisterPlugin 関数を呼び出したときに、WHEA_PSHED_PLUGIN_REGISTRATION_PACKET構造体の Context メンバーで指定されたコンテキスト領域へのポインター。
[out] Capabilities
WHEA_ERROR_INJECTION_CAPABILITIES共用体へのポインター。 この共用体は、ハードウェア プラットフォームに挿入できるハードウェア エラーの種類を記述するデータを受け取ります。
戻り値
PSHED プラグインの GetInjectionCapabilities コールバック関数は、次のいずれかの NTSTATUS コードを返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
STATUS_SUCCESS | ハードウェア プラットフォームに挿入できるハードウェア エラーの種類を記述するデータは、Capabilities パラメーターによって示されるWHEA_ERROR_INJECTION_CAPABILITIES共用体で正常に返されました。 |
STATUS_UNSUCCESSFUL | エラーが発生しました。 |
解説
エラー挿入に参加する PSHED プラグインは、PshedRegisterPlugin 関数を呼び出して PSHED に登録するときに、WHEA_PSHED_PLUGIN_REGISTRATION_PACKET構造体の Callbacks.GetInjectionCapabilities および Callbacks.InjectError メンバーを、その GetInjectionCapabilities および InjectError コールバック関数を指すように設定します。 PSHED プラグインは、WHEA_PSHED_PLUGIN_REGISTRATION_PACKET構造体の FunctionalAreaMask メンバーに PshedFAErrorInjection フラグを設定する必要もあります。
Windows カーネルは PSHED を呼び出して、WHEA 管理アプリケーションによるエラー挿入機能の問い合わせに応じて、ハードウェア プラットフォームに挿入できるハードウェア エラーの種類に関する情報を取得します。 PSHED プラグインがエラー 挿入に参加するように登録されている場合、PSHED は PSHED プラグインの GetInjectionCapabilities コールバック関数を呼び出して、ハードウェア プラットフォームに挿入できる追加の種類のハードウェア エラーに関する情報を取得します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | デスクトップ |
Header | ntddk.h (Ntddk.h を含む) |
IRQL | IRQL = DISPATCH_LEVEL |