RtlMultiByteToUnicodeSize 関数 (ntifs.h)
RtlMultiByteToUnicodeSize ルーチンは、指定されたソース文字列の Unicode 変換を格納するために必要なバイト数を決定します。 この変換では、現在のシステム ANSI コード ページ (ACP) を使用すると想定されます。 ソース文字列は、必ずしもマルチバイト文字セットからのものではありません。
構文
NTSYSAPI NTSTATUS RtlMultiByteToUnicodeSize(
[out] PULONG BytesInUnicodeString,
[in] const CHAR *MultiByteString,
[in] ULONG BytesInMultiByteString
);
パラメーター
[out] BytesInUnicodeString
変換された文字列を格納するために必要なバイト数を受け取る呼び出し元によって割り当てられた変数へのポインター。
[in] MultiByteString
Unicode の長さが計算されるソース文字列へのポインター。
[in] BytesInMultiByteString
ソース文字列の長さ (バイト単位)。
戻り値
RtlMultiByteToUnicodeSize はSTATUS_SUCCESSを返します。
注釈
RtlMultiByteToUnicodeSize を呼び出して、マルチバイト文字列を RtlMultiByteToUnicodeN で Unicode に変換する前に、MaxBytesInUnicodeString に指定する値を割り当てるメモリの量を決定できます。 返される値には、Unicode 文字列の NULL ターミネータのスペースは含まれません。
RtlMultiByteToUnicodeN と同様に、RtlMultiByteToUnicodeSize では、システム起動時にインストールされている現在のシステム ANSI コード ページにマップされる事前計算済みの Unicode 文字のみがサポートされます。
その他の文字列処理ルーチンの詳細については、「 ランタイム ライブラリ (RTL) ルーチン」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | < DISPATCH_LEVEL |