OPEN_REPARSE_LIST_ENTRY構造体 (ntifs.h)
この構造体は、呼び出し元が特定の再解析ポイントを開き、再解析ポイントのすべてのクラスの再解析動作を抑制せずにサポートします。
構文
typedef struct _OPEN_REPARSE_LIST_ENTRY {
LIST_ENTRY OpenReparseListEntry;
ULONG ReparseTag;
ULONG Flags;
GUID ReparseGuid;
USHORT Size;
USHORT RemainingLength;
} OPEN_REPARSE_LIST_ENTRY, *POPEN_REPARSE_LIST_ENTRY;
メンバーズ
OpenReparseListEntry
開いている再解析リストのエントリ。
ReparseTag
STATUS_REPARSEを返さずに直接開く必要がある再解析タグ。
Flags
空でない可能性があるディレクトリで再解析ポイントが検出されたときの動作を制御するフラグ (再解析タグが FsRtlIsNonEmptyDirectoryReparsePointAllowedで認識されるディレクトリ) です。
ReparseGuid
STATUS_REPARSEを返さずに直接開く必要がある再解析タグの GUID。
Size
この構造体のサイズ。
RemainingLength
再解析ポイントが検出されたときの未処理のパスの長さ。
備考
この構造体を使用すると、呼び出し元は、再解析ポイントのすべてのクラスの再解析動作を抑制することなく、特定の再解析ポイントを開くことができます。
OPEN_REPARSE_LIST は、ECP_TYPE_OPEN_REPARSE_GUID (323eb6a8-affd-4d95-8230-863bce09d37a
) を持つ ECP で使用される構造体です。
OPEN_REPARSE_LIST は、タグを指定する OPEN_REPARSE_LIST_ENTRY 構造体の一覧を指し、場合によっては、STATUS_REPARSEを返さずに直接開く必要がある GUID を指します。
一致が見つかった場合、対応する OPEN_REPARSE_LIST_ENTRY 構造体には、開かれたオブジェクトが指定された条件と一致したことを示す OPEN_REPARSE_POINT_TAG_ENCOUNTERED フラグが設定されます。 最終的なパス コンポーネントではないディレクトリに一致するものが見つかり、STATUS_REPARSE が返された場合、未処理のパスの長さは RemainingLength フィールドに設定されます。
必要条件
要件 | 価値 |
---|---|
サポートされる最小クライアント | Windows 10 バージョン 1607 |
サポートされる最小サーバー | Windows Server 2016 |
ヘッダー | ntifs.h |