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ソース ファイルの使用

デバッガー エンジンソース パスを保持しています。このパスは、現在のターゲットに関連付けられたソース コード ファイルが含まれているディレクトリとソース サーバーのリストです。 デバッガー エンジンは、これらのディレクトリとソース サーバーでソース ファイルを検索できます。 シンボル ファイルを使用して、デバッガー エンジンはソース ファイル内の行とターゲットのメモリ内の位置を照合できます。

デバッガーでのソース ファイルの使用の概要については、「ソース モードでのデバッグ」を参照してください。 ソース パスの概要については、「ソース パス」を参照してください。 デバッガー エンジンからのソース サーバーの使用の概要については、「ソース サーバーの使用」を参照してください。

ソース パス

ディレクトリまたはソース サーバーをソース パスに追加するには、AppendSourcePath メソッドを使用します。 ソース パス全体は GetSourcePath によって返され、SetSourcePath を使用して変更できます。 1 つのディレクトリまたはソース サーバーは、GetSourcePathElement を使用してソース パスから取得できます。

ソース パスからの相対パスでソース ファイルを検索するには、FindSourceFile を使用します。ソース サーバーを使用する場合により高度なオプションを使用するには、FindSourceFileAndToken を使用します。 FindSourceFileAndTokenGetSourceFileInformation と組み合わせて、ソース サーバー上のファイルに関連する変数を取得することもできます。

ソース ファイルとメモリ内のコードの照合

デバッガー エンジンには、ソース ファイル内の行に対応するメモリ位置を見つけるための 3 つの方法が用意されています。 ソース コードの 1 行をメモリ位置にマップするには、GetOffsetByLine を使用します。 複数のソース行または近くのソース行のメモリ位置を検索するには、GetSourceEntriesByLine を使用します。 GetSourceFileLineOffsets メソッドは、ソース ファイル内の各行のメモリ位置を返します。

その逆の操作、つまりターゲットのメモリ位置に対応するソース ファイル内の行を見つけるには GetLineByOffset を使用します。

メモリ位置とソース ファイル内の行の関係は、必ずしも 1 対 1 であるとは限りません。 ソース コードの 1 行が複数のメモリ位置に対応することも、1 つのメモリ位置がソース コードの複数行に対応することもあります。