DEVPROP_TYPE_NULL
Windows Vista 以降のバージョンの Windows でDEVPROP_TYPE_NULL 識別子が表すのは、特殊な基本データ型識別子です。この識別子はデバイスのプロパティが存在することを示しています。 ただしそのプロパティにはプロパティに関連付けられている値がありません。
解説
この基本プロパティ型識別子をデバイスのプロパティ関数と共に使用すると、デバイスのプロパティに関連付けられている値が削除されます。
デバイスのプロパティ関数からこの基本データ型が返ってくる場合、プロパティは存在しますが、プロパティに関連付けられている値はありません。
DEVPROP_TYPE_NULL 識別子は、プロパティ データ型修飾子である DEVPROP_TYPEMOD_ARRAY や DEVPROP_TYPEMOD_LIST と組み合わせることはできません。
この型のプロパティを設定する
基本データ型が DEVPROP_TYPE_NULL であるプロパティを設定するには、対応する SetupDiSetXxx のプロパティ関数を呼び出し、関数の入力パラメーターを次のように設定します。
PropertyType パラメーターを DEVPROP_TYPE_NULL に設定し、PropertyBuffer パラメーターを NULL に設定します。そして、PropertyBufferSize パラメーターを 0 に設定します。
プロパティを設定するには、必要に応じて他の関数入力パラメーターを設定します。
この型のプロパティを取得する
SetupDiGetXxx のプロパティ関数を呼び出して値のないデバイス プロパティを取得することに成功すると、*PropertyType パラメーターが DEVPROP_TYPE_NULL に設定されます。
要件
ヘッダー |
Devpropdef.h (Devpropdef.h を含む) |