cmdkey
保存されたユーザー名とパスワードのほか、資格情報の作成、一覧表示、削除を行います。
構文
cmdkey [{/add:<targetname>|/generic:<targetname>}] {/smartcard | /user:<username> [/pass:<password>]} [/delete{:<targetname> | /ras}] /list:<targetname>
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
/add:<targetname> |
ユーザー名とパスワードを一覧に追加します。
|
/generic:<targetname> |
汎用的な資格情報をリストに追加します。
|
/smartcard | スマート カードから資格情報を取得します。 このオプションを使用したときにシステムに複数のスマート カードが見つかった場合、cmdkey は使用可能なすべてのスマート カードに関する情報を表示し、使用するスマート カードを指定するようにユーザーに求めます。 |
/user:<username> |
このエントリで格納するユーザー名またはアカウント名を指定します。 <username> が指定されていない場合は、要求されます。 |
/pass:<password> |
このエントリで格納するパスワードを指定します。 <password> が指定されていない場合は、要求されます。 パスワードは、保存された後は表示されません。 |
/delete:{<targetname> \| /ras} |
ユーザー名とパスワードを一覧から削除します。 <targetname> が指定されている場合、そのエントリが削除されます。 /ras が指定されている場合、保存されているリモート アクセス エントリが削除されます。 |
/list:<targetname> |
保存されているユーザー名と資格情報の一覧を表示します。 <targetname> が指定されていない場合は、保存されているユーザー名と資格情報がすべて一覧表示されます。 |
$ | コマンド プロンプトにヘルプを表示します。 |
例
保存されているすべてのユーザー名と資格情報の一覧を表示するには、次のように入力します。
cmdkey /list
ユーザー Mikedan がパスワード Kleo を使ってコンピューター Server01 にアクセスするためのユーザー名とパスワードを追加するには、次のように入力します。
cmdkey /add:server01 /user:mikedan /pass:Kleo
ユーザー Mikedan がコンピューター Server01 にアクセスするためのユーザー名とパスワードを追加し、Server01 にアクセスするたびにパスワードを求めるプロンプトを出すには、次のように入力します。
cmdkey /add:server01 /user:mikedan
リモート アクセスによって保存された資格情報を削除するには、次のように入力します。
cmdkey /delete /ras
Server01 用に保存されている資格情報を削除するには、次のように入力します。
cmdkey /delete:server01