BindImageEx 関数 (imagehlp.h)
インポートされる各関数の仮想アドレスを計算します。
構文
BOOL IMAGEAPI BindImageEx(
[in] DWORD Flags,
[in] PCSTR ImageName,
[in] PCSTR DllPath,
[in] PCSTR SymbolPath,
[in] PIMAGEHLP_STATUS_ROUTINE StatusRoutine
);
パラメーター
[in] Flags
バインド オプション。 このパラメーターは、次の値と組み合わせて使用できます。
[in] ImageName
バインドするファイルの名前。 この値には、ファイル名、部分パス、または完全パスを指定できます。
[in] DllPath
ImageName パラメーターで指定されたファイルを開くことができない場合に使用する検索パスのルート。
[in] SymbolPath
ファイルの対応するシンボル ファイルを検索するパスのルート。
[in] StatusRoutine
状態ルーチンへのポインター。 状態ルーチンは、イメージ バインドの進行中に呼び出されます。 詳細については、「 StatusRoutine」を参照してください。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります。
関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります。 拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError を呼び出します。
解説
イメージをバインドするプロセスは、インポートされた各関数の仮想アドレスの計算で構成されます。 計算された仮想アドレスは、インポート イメージのインポート アドレス テーブル (IAT) に保存されます。 その結果、システム ローダーはインポートされた各関数のアドレスを計算する必要がないため、特に多くの DLL を使用する場合は、イメージの読み込み速度が大幅に向上します。
対応するシンボル ファイルが見つからない場合は、タイム スタンプとチェックサムが更新されます。
この関数など、すべての ImageHlp 関数はシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | imagehlp.h |
Library | Imagehlp.lib |
[DLL] | Imagehlp.dll |