FSCTL_USN_TRACK_MODIFIED_RANGES IOCTL (winioctl.h)
ターゲット ボリュームの更新シーケンス番号 (USN) 変更ジャーナル ストリームの範囲追跡機能を有効にするか、既に有効になっている範囲追跡パラメーターを変更します。
BOOL DeviceIoControl(
(HANDLE) hDevice, // handle to volume
FSCTL_USN_TRACK_MODIFIED_RANGES, // dwIoControlCode
(LPDWORD) lpInBuffer, // input buffer
(DWORD) nInBufferSize, // size of input buffer
(LPDWORD) lpOutBuffer, // lpOutbuffer
(DWORD) nOutBufferSize, // size of output buffer
(LPDWORD) lpBytesReturned, // number of bytes returned
(LPOVERLAPPED) lpOverlapped // OVERLAPPED structure
);
備考
この操作での重複した I/O の影響については、「DeviceIoControl」トピックの「解説」セクションを参照してください。
FSCTL_USN_TRACK_MODIFIED_RANGES を使用して、ボリュームの範囲追跡を初めて有効にすることができます。 範囲追跡を有効にすると、そのボリュームの状態とパラメーターが永続化され、次回の再起動時に、永続化されたパラメーターから読み取られた範囲追跡が初期化されます。
FSCTL_USN_TRACK_MODIFIED_RANGES を使用して、既存の変更ジャーナル ストリーム範囲トラック パラメーターを変更することもできます。 範囲追跡が既に存在する場合は、FSCTL_USN_TRACK_MODIFIED_RANGESUSN_TRACK_MODIFIED_RANGES 構造体で指定されたパラメーターに設定します。 チャンク サイズまたはファイル サイズのしきい値は、以前の値からしか下げできません。 有効にすると、履歴が削除されない限り、範囲追跡機能を無効にすることはできません。
ボリュームへのハンドルを取得するには、
\\.\X:
上記の文字列では、X はボリュームが表示されるドライブを識別する文字です。 ボリュームは NTFS 3.0 以降である必要があります。 ボリュームの NTFS バージョンを取得するには、管理者アクセス権を持つコマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
fsutil fsinfo ntfsinfoX:
ここで、X はボリュームのドライブ文字です。
必要条件
要件 | 価値 |
---|---|
サポートされる最小クライアント | Windows 8.1 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされる最小サーバー | Windows Server 2012 R2 [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー | winioctl.h (Windows.h を含む) |
関連項目
- DeviceIoControl の