ISCardFileAccess::D irectory メソッド
[ Directory メソッドは、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) 以降、Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のバージョンのオペレーティング システムでは使用できません。 スマート カード モジュールも同様の機能を提供します。
Directory メソッドは、現在のディレクトリから指定した種類のファイルの一覧を取得します。
構文
HRESULT Directory(
[in] FILETYPE fileType,
[out] LPSAFEARRAY *ppFileList
);
パラメーター
-
fileType [in]
-
一覧表示するスマート カード ファイルの種類。
値 説明 - SC_TYPE_DIRECTORIES
ディレクトリ ファイルのみを一覧表示します。 - SC_TYPE_FILES
基本ファイルのみを一覧表示します。 - SC_TYPE_ALL_FILES
ディレクトリ ファイルと基本ファイルの両方を一覧表示します。 - SC_TYPE_DIRECTORY_FILE
ディレクトリ ファイル。 - SC_TYPE_TRANSPARENT_EF
透明な基本ファイル。 - SC_TYPE_FIXED_EF
線形固定基本ファイル。 - SC_TYPE_CYCLIC_EF
循環基本ファイル。 - SC_TYPE_VARIABLE_EF
線形変数基本ファイル。 -
ppFileList [out]
-
fileType の指定子に一致するファイルの一覧を表す BSTR の配列。
戻り値
メソッドは、次のいずれかの可能な値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作が正常に完了しました。 |
|
無効なパラメーター。 |
|
インターフェイスはこのメソッドを実装していません。 |
|
メモリが不足しています。 |
|
ppFileList に対して不適切なポインターが渡されました。 |
解説
このインターフェイスで定義されているすべてのメソッドの一覧については、「 ISCardFileAccess」を参照してください。
上記の COM エラー コードに加えて、スマート カード関数が呼び出されて要求を完了した場合、このインターフェイスはスマート カード エラー コードを返す場合があります。 詳細については、「 スマート カードの戻り値」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
クライアント サポートの終了 |
Windows XP |
サーバー サポートの終了 |
Windows Server 2003 |
関連項目