ISCrdEnr::getEnrolledCertificateName メソッド
getEnrolledCertificateName メソッドは、ISCrdEnr::enroll への以前の正常な呼び出しの結果として得られた証明書の名前を取得します。
このメソッドを使用して、ダイアログ ボックスに証明書を表示することもできます。 このメソッドは 、CryptoAPI 関数 CertGetNameString を呼び出します。
構文
HRESULT getEnrolledCertificateName(
[in] DWORD dwFlags,
[out] BSTR *pBstrCertName
);
SCrdEnr.getEnrolledCertificateName( _
ByVal dwFlags, _
ByRef pBstrCertName _
)
パラメーター
-
dwFlags [in]
-
証明書がダイアログ ボックスに表示されるかどうかを示す 値です。 この値がSCARD_ENROLL_NO_DISPLAY_CERT (0x01として定義) の場合、登録済みの証明書は表示されません。その他の値を指定すると、登録された証明書が [ 証明書 ] ダイアログ ボックスに表示されます。
-
pBstrCertName [out]
-
取得した証明書名を返す文字列へのポインター。
戻り値
C++
メソッドが成功した場合、メソッドは S_OKを返します。
メソッドが失敗した場合は、エラーを示す HRESULT 値を返します。 一般的なエラー コードの一覧については、「 共通 HRESULT 値」を参照してください。
VB
取得した証明書名を表す文字列。
注釈
このメソッドは既存の証明書に対して動作するため、getEnrolledCertificateName を呼び出す前に ISCrdEnr::enroll を正常に呼び出している必要があります。
getEnrolledCertificateName メソッドは、CertGetNameString 関数を呼び出して、CertGetNameString の dwType パラメーターのCERT_NAME_SIMPLE_DISPLAY_TYPE値について説明されているシーケンスに従って証明書名を取得します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
サポートなし |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
[DLL] |
|
IID |
IID_ISCrdEnrは 753988a1-1357-436d-9cf5-f089bdd67d64 として定義されています |
関連項目