ILockBytes::Flush メソッド (objidl.h)
Flush メソッドを使用すると、ILockBytes 実装によって維持される内部バッファーが、基になる物理ストレージに確実に書き込まれます。
構文
HRESULT Flush();
戻り値
このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。
リターン コード | 説明 |
---|---|
S_OK | フラッシュ操作が成功しました。 |
STG_E_ACCESSDENIED | 呼び出し元には、バイト配列にアクセスするためのアクセス許可がありません。 |
STG_E_MEDIUMFULL | ストレージ デバイスに空き領域がないため、フラッシュ操作は完了しません。 |
E_FAIL | データの書き込みに関する一般的なエラー。 |
STG_E_TOOMANYFILESOPEN | 特定の状況では、 Flush メソッドはダウンロードと closeto フラッシュを実行します。これにより、使用可能なファイル ハンドルがない場合は、STG_E_TOOMANYFILESOPENの戻り値が返される可能性があります。 |
STG_E_INVALIDHANDLE | 基になるファイルが途中で閉じられたか、正しいフロッピー ディスクが無効なファイルに置き換えられました。 |
注釈
ILockBytes::Flush は 、内部バッファーを基になるストレージ デバイスにフラッシュします。
COM が提供する複合ファイルの実装では、トランザクション コミット操作中にこのメソッドが呼び出され、データの損失から保護する 2 フェーズコミット プロセスが提供されます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | objidl.h |
Library | Uuid.lib |
[DLL] | Ole32.dll |