WavSource サンプル
Microsoft Media Foundation でカスタム メディア ソースを作成する方法を示します。 このサンプルでは、.wav オーディオ ファイルを解析するメディア ソースを実装しています。
このサンプルは、メディア ソースの比較的簡単な例です。
- ストリームは 1 つだけであるため、ストリームの選択を実装するコードはありません。
- メディア ソースでは、レート制御 (つまり、高速順方向または逆再生) は実装されていません。
- すべてのソース メソッドとストリーム メソッドは同期メソッドとして実装されます。
- .wav ファイルのデータ部分は圧縮されていない PCM オーディオの 1 つのブロックであるため、メディア ソースは、初期 WAVEFORMAT ヘッダーを読み取る以外に、再生中にパケット ヘッダーを読み取ったり、ストリームを解析したりする必要はありません。
メディア ソースのより高度な例については、 MPEG1Source サンプルを参照してください。
デモンストレーションされた API
このサンプルでは、次の Media Foundation インターフェイスを示します。
使用法
WavSource サンプルは、メディア ソースとメディア ソースのバイト ストリーム ハンドラーの両方の COM サーバーである DLL をビルドします。 メディア ソースを使用する前に、DLL を登録する必要があります。
メディア ソースを使用するには、 BasicPlayback を実行します。 再生する .wav ファイルを選択すると、ソース リゾルバーによってメディア ソースが自動的に読み込まれます。 (エラーが発生した場合は、WavSource DLL が正常に登録されていることを確認してください)。
また、TopoEdit ツールを使用して、メディア ソースを含む再生トポロジを構築することもできます。 TopoEdit の詳細については、「 TopoEdit」を参照してください。
要件
製品 | バージョン |
---|---|
Windows SDK | Windows 7 |
サンプルのダウンロード
このサンプルは、 Windows クラシック サンプル github リポジトリで入手できます。
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