MergeModule.CABinet キャビネット ファイルの生成
マージ モジュールによってターゲット インストール パッケージに提供されるすべてのファイルは、.msm ファイルにストリームとして埋め込まれたキャビネット ファイル内に格納される必要があります。 このキャビネットの名前は常に MergeModule.CABinet です。
MergeModule.CABinet 内のファイルの名前は、マージ モジュールの File テーブルで使用される主キーと一致し、「マージ モジュール データベースでの主キーの名前付け」で説明されている規則に従う必要があります。
インストーラーは、MergeModule.CABinet には含まれていても、マージ モジュールの File テーブルに指定されていない余分なファイルをスキップします。 File テーブルに指定されているファイルのシーケンス番号は連続していなくてかまいませんが、MergeModule.CABinet 内に格納されているファイルの順序と同じである必要があります。 詳細については、「マージ モジュールの File テーブルの作成」を参照してください。
つまり、マージ モジュールが複数の言語をサポートするために必要なすべてのファイルを 1 つのキャビネット ファイルに含めることができます。 すべての言語ファイルに、キャビネット内で一意のシーケンス番号を付けることができます。その後、言語変換を使用して、File テーブルに対してファイルの追加または削除を行って、特定の言語のマージ モジュールを取得できます。 詳細については、「多言語マージ モジュールの作成」を参照してください。
MergeModule.CABinet は、一時 _Streams テーブルを開くことでマージ モジュールに追加できます。 たとえば、Windows インストーラー SDK 付属の Msidb.exe ツールを使用して、MergeModule.CABinet をマージ モジュールに追加できます。 詳細については、「キャビネット ファイルをインストールに含める」を参照してください。