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Windows 10 バージョン 1607 以降の TLS 楕円曲線

Windows 10バージョン 1607 以降では、Microsoft Schannel プロバイダーを使用して、次の省略記号曲線が既定で有効になり、この優先順位で有効になります。

楕円曲線文字列 FIPS モードで使用可能
curve25519 いいえ
NistP256 はい
NistP384 はい

次の楕円曲線は Microsoft Schannel プロバイダーでサポートされていますが、既定では有効になっていません。

楕円曲線文字列 FIPS モードで使用可能
brainpoolP256r1 いいえ
brainpoolP384r1 いいえ
brainpoolP512r1 いいえ
nistP192 いいえ
nistP224 いいえ
nistP521 はい
secP160k1 いいえ
secP160r1 いいえ
secP160r2 いいえ
secP192k1 いいえ
secP192r1 いいえ
secP224k1 いいえ
secP224r1 いいえ
secP256k1 いいえ
secP256r1 いいえ
secP384r1 いいえ
secP521r1 いいえ

楕円曲線の有効化

省略記号曲線を追加するには、グループ ポリシーを展開するか、TLS コマンドレットを使用します。

  • グループ ポリシーを使用するには、[コンピューターの構成>] [管理用テンプレート>] [ネットワーク > SSL 構成設定] で ECC 曲線の順序を構成し、有効にするすべての楕円曲線の優先順位リストを使用します。

  • PowerShell を使用するには、 TLS コマンドレットの 構文と説明の完全な一覧については、「TLS コマンドレット」を参照してください。

Note

Windows 10 より前は、曲線の優先順位を決定するために、暗号スイートの文字列に楕円曲線が追加されていました。 Windows 10では、楕円曲線の優先順位の設定がサポートされているため、楕円曲線サフィックスは必要なく、グループ ポリシーを使用して同じ暗号スイートを使用して異なるバージョンの Windows を構成できるように、新しい楕円曲線の優先順位によってオーバーライドされます(指定されている場合)。

参照

TLS ECC 曲線の順位を構成する

TLS ECC の順位を管理する

グループ ポリシーを使用して Windows ECC 曲線を管理する

TLS コマンドレット