列挙の拡張
HL7 メッセージ本文、受信確認、およびメッセージ本文のスキーマで、多くのフィールド、セグメント、およびデータ型に対して受け入れられる値を確立する値を列挙に追加できます。 これには、作業中の HL7 バージョン (Tablevalues_<version.xsd> スキーマ ファイル) の共通テーブル値スキーマ ファイル内の特定のテーブル内の値のセットを変更する必要があります。
メッセージ ヘッダー スキーマの列挙体には、メッセージ本文スキーマなどの他のスキーマとは異なる方法で を追加します。 メッセージ ヘッダー スキーマの場合は、MSH_25_GLO_DEF.xsd ファイル内のテーブルを変更する必要があります。 他のスキーマの場合は、テーブル値スキーマ ファイル (tablevalues_<version.xsd>) のテーブルを変更します。
テーブル値共通スキーマ ファイルに列挙値を追加するには
最初に、追加する列挙を含むテーブルを決定する必要があります。 Visual Studio ソリューション エクスプローラーで、変更する要素を含むスキーマ ファイルを開きます。 BizTalk エクスプローラーで、値を追加するフィールド要素をクリックします。
注意
テーブル値共通スキーマ ファイル内の列挙体を変更すると、その列挙を参照するすべてのオブジェクトが影響を受けます。
[ プロパティ ] ペインで、[ 基本データ型 ] フィールドのテーブルの名前をメモします。
注意
[基本データ型] フィールドにテーブルが一覧表示されておらず、[派生元] プロパティが Restricted に設定されていない場合、フィールドには列挙体が関連付けられません。
ソリューション エクスプローラーで、Tablevalues_<version.xsd> を開き、[開く] をクリックします。
注意
この手順は、変更する HL7 スキーマのバージョンごとに個別に実行する必要があります。
BizTalk エディターで、変更するテーブルを参照し、そのテーブル ノードをクリックします。
プロパティ ウィンドウの [制限] セクションで、[列挙] をクリックし、省略記号 (...) ボタンをクリックして列挙エディターを開きます。
列挙エディターで、既存の値の一覧に新しい値を追加し、[OK] をクリック します。
列挙値をメッセージ ヘッダー スキーマに追加するには
ソリューション エクスプローラーで、MSH_25_GLO_DEF スキーマを開き、[開く] をクリックします。
MSH ノードを右クリックし、[スキーマ ノードの挿入] をポイントして、[子フィールド要素] をクリックします。 Visual Studio は、フィールド と呼ばれる MSH にフィールド ノードを追加 します。 [Enter] を クリックします。
[ プロパティ ] ウィンドウで [ データ型 ] ノードをクリックし、ドロップダウン リストから列挙値を追加するテーブルを選択します。
[ プロパティ ] ウィンドウの [ 制限 ] セクションで、[ 列挙] をクリックし、省略記号 (...) ボタンをクリックして列挙エディターを開きます。
列挙エディターで、既存の値の一覧に新しい値を追加し、[OK] をクリック します。
Field ノードなどの任意のノードの列挙に値を追加すると、そのテーブルを使用するすべてのオブジェクトにその値をグローバルに追加します。 その結果、 Field ノードを削除できるようになり、値は引き続きテーブルに存在します。 これを確認するには、BizTalk エディターの右側のウィンドウでテーブルまでスクロールし、追加した値が存在することを確認します。
BizTalk エディターで [フィールド ] ノードを右クリックし、[ 削除] をクリックし、[ はい] をクリックします。
参照
テーブル値の一般的なスキーマ
Z オブジェクトを使用した HL7 2.X スキーマの拡張
宣言された Z セグメントの作成
スキーマでのカスタム データ型の作成
スキーマでのカスタム テーブルの作成
未宣言の Z セグメントの処理