MllpSend ツール
MllpSend ツールを使用して、MLLP 受信場所にデータを送信できます。
このツールは、BizTalk Accelerator for HL7 (BTAHL7) カスタム インストール手順を使用してインストールします。 BTAHL7 をインストールするために一般的なインストールを実行した場合は、このチュートリアルを正しく動作させるために、カスタム インストールを実行し、テスト ツールをインストールする必要があります。 [カスタム セットアップ] 画面で、[アダプター] フォルダーから [MLLP テスト ツール] を選択し、[Artifacts] フォルダーから [テスト インスタンス] を選択します。 詳細については、「 カスタム インストールの実行」を参照してください。
BTAHL7 セットアップでは、このツール <を drive>:\Program Files\Microsoft BizTalk <version> Accelerator for HL7\SDK\MLLP Utilities にインストールします。
このツールは、 エンド ツー エンド チュートリアル、 質問チュートリアル、 バッチ処理チュートリアル、 およびメッセージ エンリッチメント チュートリアルで使用します。 既定のインストールで BTAHL7 をインストールし、MLLP Testtools (MllpSend や MllpReceive を含む) をインストールしていない場合、チュートリアルの結果をテストすることはできません。
ツールの使用方法
このコマンド ライン ツールを呼び出すために使用する構文を次に示します。
mllpsend.exe [/?] [/I <IP>] [/P <PORT>] [/TWOWAY] [/REPEAT <n>] [/F <FILENAME> | "TEXT"] /SB nn /EB nn /CR nn
次の表では、MllpSend ツールで使用される構文の各部分について説明します。
構文 | 説明 |
---|---|
/? | コマンド プロンプト ウィンドウでヘルプを表示します。 |
/I <IP> | 送信先のアドレスを示します。 既定値は、localhost です。 |
/P <ポート> | 送信するポート番号を示します。 既定値は 11000 です。 |
/F | ファイル FILENAME の内容を送信します。 |
/REPEAT <n> | 同じメッセージ を n 回送信します。 ラッパー文字は各メッセージに適用されます。 |
/Twoway | 送信者は、受信側からの応答を待機します。 SB と EB を指定する必要があります。 CR は省略可能です。 ファイル モードでは、応答はファイル FILE に格納されます。応答。 |
/Sb | 開始ブロック区切り記号バイトの ASCII 値を設定します。 既定値は none です。 |
/Eb | [ブロック区切り記号の終了バイト] の ASCII 値を設定します。 既定値は none です。 |
/Cr | 復帰区切り記号バイトの ASCII 値を設定します。 既定値は none です。 |
ツールの使用例
次の例は、MllpSend ツールを使用する方法を示しています。
例 1. 次のコマンドを使用して、サーバー "myserver" のポート 13000 でリッスンしている一方向アダプターにメッセージを送信できます。 ラッパー文字の ASCII 値は、SB 11、EB 28、CR 13 です。
mllpsend.exe /I myserver /P 13000 /SB 11 /EB 28 /CR 13 "A short message"
例 2. 次のコマンドを使用すると、サーバー "localhost" のポート 11000 でリッスンしている双方向アダプターにメッセージを 100 回送信できます。 ラッパー文字の ASCII 値は、SB 11、EB 28、CR 13 です。
mllpsend.exe /SB 11 /EB 28 /CR 13 /TWOWAY /REPEAT 100 "A short message"