動的データ検証の使用
動的データ検証の重要な部分は、動的データに対するメッセージ コンテンツの検証です。これには、メッセージ形式とメッセージ コンテンツの検証が含まれます。 MicrosoftBizTalk Server が XSD ファイルに実装するドキュメント スキーマは、メッセージ形式を定義および検証します。 ビジネス ルールは、ビジネス ルール エンジン ポリシーを通じて検証BizTalk Serverメッセージ コンテンツを定義します。 コンテンツの検証には、メッセージ インスタンス内のデータが、相対的な頻度で変更される可能性があるデータと一致するという確認を含めることができます。 Microsoft BizTalk Accelerator for HL7 (BTAHL7) は、コードの再コンパイルやサービスのシャットダウンを行わずに運用環境でこのデータを更新できるように、この種類の検証を動的に実装します。
データの検証と公開
動的データ検証 (DDV) の実行には、次の 2 つの手順があります。
データを公開します。
そのデータを使用して検証規則を適用します。
DDV では、動的データの格納、公開、キャッシュに対して次のサポートが提供されます。
ビジネス ルール エンジンまたはメッセージ クラスは、検証を実行します。
ビジネス ルール エンジンは、データベース テーブルの列ボキャブラリを使用してデータを公開します。 ビジネス ルール エンジンは、パイプラインまたはオーケストレーションから実行されるルール セットを実装することで、メッセージに対してこの動的データを検証します。
SQL Enterprise Manager や Query Analyzer などの既存の SQL インターフェイスは、デザイン時にパッシブな動的データを公開します。
ビジネス ルール エンジン データベース テーブルの列ボキャブラリ定義では、実行時に動的データが公開されます。
ビジネス ルール エンジンは、実行時にメッセージ インスタンス データを公開します。
ビジネス ルール エンジン XML ドキュメント ボキャブラリ定義は、デザイン時にメッセージ インスタンス データを公開します。
ルールは、デザイン時にビジネス ルール Composer ユーザー インターフェイスで作成することも、テキスト エディターのビジネス ルール言語 (BRL) XML で直接作成することもできます。
ビジネス ルールとビジネス ルール エンジンの詳細については、BizTalk Server ヘルプの「ビジネス ルールを使用した開発」を参照してください。
DDV の拡張
HL7 ベースのクロスフィールド検証またはデータ型の検証を変更する場合は、次の 2 つの点に注意する必要があります。
既存のルールを変更する場合は、再デプロイする必要はありません。
パイプライン コンポーネントが影響する新しいルールを作成または削除する場合は、再コンパイルする必要があります。