バックアップおよび復元のベスト プラクティス
バックアップおよび復元プランを作成する
バックアップ プランでは、必ず次の項目を指定します。
バックアップの格納先コンピュータ
システムのバックアップに使用するプログラム
バックアップするコンピュータ
バックアップを実行するスケジュール
バックアップをアーカイブするオフサイトの場所
BizTalk Server システムへのすべての変更を記録する
適用したサービス パック、修正プログラム、QFE など、システムへのすべての変更を必ず記録します。 できるだけハードウェア障害の発生前に近い状態でシステムを復元するには、このことが不可欠です。
障害による影響をゼロまたは最小限にとどめるため、次の作業を行う
ソフトウェアおよびファームウェアの更新を利用できるようにしておく。
すべてのソフトウェア インストール ディスクをすぐに利用できるようにしておく。 これには、専用ドライバーなどのシステム ソフトウェアと、BizTalk Server などのアプリケーション ソフトウェアの両方が含まれます。
サーバーの積極的な監視計画を立てておく。 これは非常に重要です。2 番目のホストでは、障害の発生したホストのオーケストレーション インスタンスを最長で 10 分間、復旧できない場合があるためです。
ハードウェアの記録をとっておく。
ソフトウェアの記録をとっておく。
組織において、ハードウェアまたはソフトウェア レベルのフォールト トレランスを実装する
クラスタと RAID (Redundant Array of Independent Disks) を実装することで、ハードウェア障害からシステムを守ることができます。
バックアップ メディアを定期的に安全な場所にアーカイブする
バックアップ メディアを定期的にアーカイブするスケジュールを作成し、アーカイブを安全な別の場所に保管します。 こうしておくと、必要なときにバックアップを使用できます。
バックアップの整合性が保たれ、バックアップ時にエラーが発生していないことを確認する
すべてのバックアップ ジョブを監視して、完了までにエラーが発生していないことを確認します。
同じハードウェアを予備として用意しておく
同じハードウェアを予備として用意しておくことで、欠陥が見つかったハードウェアをすぐに交換して稼動させることができます。
復旧手順を文書化しテストする
システムを実稼働する前には、必ずディザスター リカバリー テストを実施することをお勧めします。 適切な計画を立てて事前テストを実施することで、IT スタッフが BizTalk Server システムを確実に復旧できるようになります。 一般に、システム バックアップから実際使用するハードウェアに復元する作業を定期的に試行する必要があります。
ディザスター リカバリー手順に関して IT スタッフをトレーニングしておく
システムの復旧が必要な場合に備え、IT スタッフの態勢を整えておきます。
テスト環境でバックアップからの復元を演習する
テスト環境で BizTalk Server システムの復元を演習し、障害が発生したとき確実に実稼動環境に復元できるようにしておきます。