XML 検証ステージ (回復可能なインターチェンジ処理)
XML 検証パイプライン コンポーネントは、次の 2 つのモードでインターチェンジを処理します。
標準モード。 XML 検証コンポーネントが標準検証を実行するように構成されている場合、インターチェンジに含まれるメッセージはトランザクション作業単位で検証されます。 特に、インターチェンジのメッセージの検証に失敗した場合、すべてのメッセージを含むインターチェンジ全体が保留キューに配置されます。
回復可能モード。 回復可能なインターチェンジ処理を実行するように XML 検証 コンポーネントが構成されている場合、メッセージの検証が失敗した場合、メッセージは中断されたキューに配置され、 XML 検証 コンポーネントはインターチェンジ内の残りのメッセージを検証し続けます。
回復可能なインターチェンジ処理を構成する
Visual Studio でパイプライン デザイナーを使用して受信パイプラインを開きます。
XML 検証コンポーネントをツールボックスから受信パイプラインの Validate ステージにドラッグします。
プロパティ ウィンドウで、XML 検証コンポーネントで回復可能モードでインターチェンジを処理する場合は、回復可能なインターチェンジ処理プロパティの値を True に設定し、コンポーネントが標準モードでインターチェンジを処理する場合は False に設定します。 このプロパティの既定値は
False
です。オブジェクト モデルの XMLValidator クラス ( XML 検証 パイプライン コンポーネントに対応) には RecoverableInterchangeProcessing という名前のパブリック プロパティがあり、これを使用してプログラムでモードを取得または設定できます。 詳細については、 Microsoft.BizTalk.Component.XmlValidator クラスのドキュメントを参照してください。
検証に成功したメッセージは、親のインターチェンジが到着する受信ポートに対して構成されているパーティに応じて、送信するパーティを確認します。 インターチェンジから抽出されたメッセージでパーティの解決が失敗した場合、パーティの解決は、インターチェンジ全体で失敗したと見なされます。