クエリ アクティビティを使用して実行中および完了した T-SQL クエリを監視する

適用対象:✅ Microsoft Fabric の SQL 分析エンドポイントおよびウェアハウス

SQL クエリの監視は、Fabric ウェアハウスのパフォーマンスの監視とトラブルシューティングに不可欠であるほか、ウェアハウスの効率性を維持するためにも不可欠です。 クエリ アクティビティでは、すべての実行中のクエリと履歴 T-SQL クエリと共に、実行時間の長いクエリと頻繁に実行されるクエリのリストもワンストップで表示することができ、T-SQL コードを実行する必要はありません。 クエリ アクティビティを使用して、クエリの実行に予想以上の時間がかかっていないか、正常に完了しているかを確認できます。

前提条件

• クエリ アクティビティにアクセスするにはワークスペースの管理者である必要があります。 メンバー、共同作成者、閲覧者には、このビューにアクセスするためのアクセス許可がありません。

作業の開始

クエリ アクティビティ エクスペリエンスを起動するには、2 つの方法があります。

• ワークスペース ビュー内で監視するウェアハウスの横にある [その他のオプション (...)] を選択し、[Query activity] (クエリ アクティビティ) を選択します。

  

• 監視するウェアハウスのクエリ エディター内で、リボンの [Query activity] (クエリ アクティビティ) を選択します。

  

クエリの実行

[Query runs] (クエリの実行) ページには、過去 30 日間の実行中、成功、キャンセル、失敗したクエリのリストが表示されます。

• ドロップダウン リストを使用して、状態、送信者、または送信時刻をフィルター処理します。
• 検索バーを使用して、クエリ テキストまたはその他の列の特定のキーワードをフィルター処理します。

クエリごとに以下の詳細が表示されます。

ページに表示されるクエリを再読み込みする場合は、リボンの [更新] ボタンを選択します。 実行中のクエリが表示され、その実行を即時に停止する場合は、チェックボックスを使用してクエリを選択し、[キャンセル] ボタンを選択します。 クエリがキャンセルされる前に、確認のダイアログが表示されます。 選択したのと同じ SQL セッションに、選択されていないクエリが含まれている場合、それらのクエリもキャンセルされます。

実行中にクエリについて、同じ情報を動的管理ビューを使用して確認することもできます。

クエリの分析情報

[Query insights] (クエリの分析情報) ページには、実行時間の長いクエリと頻繁に実行されるクエリのリストが表示され、ウェアハウスのクエリ内の傾向を判別するのに役立ちます。

実行時間の長いクエリの分析情報では、クエリごとに以下の詳細が表示されます。

頻繁に実行されるクエリの分析情報では、クエリごとに以下の詳細が表示されます。

完了、失敗、およびキャンセルされたクエリについて、[Query runs] (クエリの実行) で得られるのと同じ情報と集約された分析情報を、Fabric データ ウェアハウスのクエリの分析情報でも確認できます。

制限事項

• 履歴クエリが [Query activity] (クエリ アクティビティ) に表示されるまでには、同時に実行されるワークロードに応じて最大 15 分かかることがあります。
• [Query runs] (クエリの実行) タブと [Query insights] (クエリの分析情報) タブでは、指定されたフィルター選択に対して上位 10,000 行のみを表示できます。
• 新しいウェアハウスが作成された直後に [Query activity] (クエリ アクティビティ) が開かれた場合、基になるシステム ビューがまだ生成されていないため、"オブジェクト名 queryinsights.exec_requests_history が無効です" エラーが発生する可能性があります。 回避策として、2 分待ってからページを更新してください。

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