方法: Office ソリューションをアップグレードする
旧バージョンの Visual Studio で作成された Microsoft Office プロジェクトを使用するとき、プロジェクトを Visual Studio 2010 で開くと自動的にアップグレードされます。アップグレード後のプロジェクトは、旧バージョンの Visual Studio のときと同様に動作します。
アップグレードできる Microsoft Office プロジェクト、および Visual Studio によってアップグレードしたプロジェクトに加えられる具体的な変更の詳細については、「Office ソリューションのアップグレードと移行」を参照してください。
Microsoft Office プロジェクトをアップグレードするには
Microsoft Office 開発ツールが含まれているバージョンの Visual Studio 2010 で、既存のプロジェクトを開きます。 詳細については、「Office ソリューションを開発できるようにコンピューターを構成する」を参照してください。
Visual Studio 変換ウィザードが表示されます。
最初の画面の情報および警告を読み、[次へ] をクリックします。
ソリューションのバックアップを作成する場合、[変換前にバックアップを作成する] を選択し、バックアップ ファイルの場所を指定します。 バックアップを作成しない場合は、[いいえ] を選択します。
[次へ] をクリックします。
概要ページのすべてが正しい場合、[完了] をクリックします。
ドキュメント レベルのプロジェクトをアップグレードする場合は、[Microsoft Office ドキュメントのアップグレード設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[Microsoft Office ドキュメントのアップグレード設定] ダイアログ ボックスで、アップグレードしたドキュメントに適用するファイル形式を選択し、[OK] をクリックします。
ファイル形式を選択する方法については、「新しいファイル名拡張子および Open XML 形式入門」を参照してください。
注意
[今後このメッセージを表示しない] をクリックすると、次に Visual Studio 変換ウィザードを実行するときに [Microsoft Office ドキュメントのアップグレード設定] ダイアログ ボックスは表示されません。 代わりに、選択したドキュメント形式が、アップグレードしたすべてのドキュメント レベルのカスタマイズ プロジェクトに自動的に適用されます。 Visual Studio 変換ウィザードを実行するときに再び [Microsoft Office ドキュメントのアップグレード設定] ダイアログ ボックスが表示されるようにする方法や既定のドキュメント形式を変更する方法については、「[プロジェクトのアップグレード] ([オプション] ダイアログ ボックス)」を参照してください。
変換ステータスの詳細を表示するには、[ウィザードが閉じた時に変換ログを表示する] チェック ボックスをオンにします。
[閉じる] をクリックします。
ソリューション エクスプローラーで参照できる新しいプロジェクト システムでソリューションが開きます。
注意
開発用コンピューターに .NET Framework 3.5 がインストールされていない場合、Visual Studio はプロジェクトのターゲット フレームワークを .NET Framework 4 に変更します。 詳細については、「Office ソリューションのアップグレードと移行」を参照してください。 この場合、プロジェクトが特定の機能を使用していると、プロジェクトをコンパイルできなくなります。 プロジェクトのコードを修正してコンパイル エラーを解決する必要があります。 詳細については、「.NET Framework 4 への Office ソリューションの移行」を参照してください。
参照
参照
プロジェクト デザイナーの [発行] ページ (Visual Studio での Office 開発)