リンクの種類の追加
要件に適合した方法で作業項目間の関係を定義し、チーム プロジェクトを追跡するために役立つカスタムのリンクの種類を作成できます。 リンクの種類では、2 つの作業項目間に作成する関係の種類を定義します。 リンクの種類は、Team Foundation Server からエクスポートできる種類定義 XML ファイルで指定します。 プロジェクト コレクション単位でリンクの種類を管理できます。 リンクの種類を作成する前に、リンクを使用する方法と作成できるリンクの種類を確認することができます。 詳細については、「リンクの種類の操作」および「プロジェクトを効果的に追跡するためのリンクの種類の選択」を参照してください。
必要なアクセス許可
リンクの種類を作成するには、Team Foundation 管理者セキュリティ グループのメンバーである必要があります。 リンクの種類の XML ファイルをエクスポートするには、Team Foundation Server に接続するアクセス許可セットが必要です。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
注意
管理者のアクセス許可を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーでこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開く必要があります。 昇格した特権でコマンド プロンプト ウィンドウを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ユーザー アカウント制御」を参照してください。
リンクの種類を作成するには
Visual Studio で、作業項目の種類の XML ファイルを作成します。 これを行うには、[ファイル] メニューの [新規作成] をクリックし、[ファイル] をクリックします。
[新しいファイル] ダイアログ ボックスで、[カテゴリ] の [全般] をクリックし、[テンプレート] の [XML ファイル] をクリックします。
次のコードをコピーし、ファイルに貼り付けます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LinkTypes> <LinkType ReferenceName="=Link Type Reference Name" ForwardName="Forward Name" ReverseName="Reverse Name" Topology="Topology Type" /> </LinkTypes>
リンクの種類の名前とエンドポイントの名前を指定します。 次の属性の値を指定して、LinkType 要素を変更します。
属性
説明
ReferenceName
リンクの種類の名前です。 これは、2 つの作業項目間にリンクを作成するときに内部的に使用される名前です。
ForwardName
リンク元の作業項目でのリンクの名前です。 これは、リンク元の作業項目にリンクを追加するときに表示される名前です。
ReverseName
リンク先の作業項目でのリンクの名前です。 これは、リンク先の作業項目でリンクの一覧が表示されるときに表示される名前です。
TopologyType
4 つのトポロジ (Dependency、DirectedNetwork、Network、または Tree) のいずれかを指定します。 方向性のあるトポロジ (Dependency、DirectedNetwork、および Tree) は、従属関係を定義するときに使用します。 方向性のないトポロジは、ピアツーピアの関係または暗黙的な従属関係が存在しない関係を定義するときに使用します。
これらのフィールドの詳細については、「リンクの種類の操作」を参照してください。
ツール バーの [保存] をクリックして変更を保存します。 [名前を付けてファイルを保存] ダイアログ ボックスでファイルの名前を入力し、.xml ファイルとして保存します。
リンクの種類をチーム プロジェクト コレクションにインポートするには、次の構文を使った witadmin コマンドを入力し、Enter キーを押します。
witadmin importlinktype /collection:http://<サーバー名:ポート>/<仮想ディレクトリ名>/<コレクション名> /f:<ファイル名>
手順 5. で保存したファイルのディレクトリ パスと名前を指定します。
参照
参照
概念
プロジェクトの追跡データ、フォーム、ワークフロー、その他のオブジェクトのカスタマイズ