Visual Studio 管理者ガイド
Visual Studio 2010 は、ネットワークに配置できます。 ただし、対象となるコンピューターが、次の最小インストール要件を満たしている必要があります。
サポートされるオペレーティング システム リリース
対象となるコンピューターは、次のいずれかのオペレーティング システム リリースを使用している必要があります。
Windows 7
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 Service Pack 2
Windows Vista Service Pack 2
Windows Server 2003 Service Pack 2
Windows XP Service Pack 3
これらのオペレーティング システム リリースのダウンロード場所を見つける方法については、マイクロソフト サポート オンラインの「サービス パック」を参照してください。
Service Pack をインストールする理由
製品の更新は、Service Pack を使用して配布されます。 Service Pack には、場合により、システムの信頼性、プログラムの互換性、セキュリティなどを強化するプログラムが含まれています。
検出キーおよびサービス キー
レジストリの検出サブキーを使用すると、Visual Studio 製品がコンピューターに既にインストールされているかどうか確認できます。 サービス サブキーを使用すると、製品のサービス リリースがインストールされているかどうかを検出できます。
次の表に、各種 Visual Studio 製品の検出サブキーおよびサービス サブキーの一覧を示します。
この表内の LCID は、インストールのロケール ID (LCID) を表します。 有効な LCID の一覧については、MSDN Web サイトの「Locale IDs Assigned by Microsoft (Microsoft で割り当てられたロケール ID)」を参照してください。
一覧のサブキーで、dword:00000001 は true を示し、dword:00000000 は false を示します。
製品 |
キー |
---|---|
Visual Studio 2010 Ultimate |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\VSTSCore\LCID\Install HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\VSTSCore\LCID\SP |
Visual Studio 2010 Premium |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\VSTDCore\LCID\Install HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\VSTDCore\LCID\SP |
Visual Studio 2010 Professional |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\PROCore\LCID\Install HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DevDiv\VS\Servicing\10.0\PROCore\LCID\SP |
セットアップ中の再起動の回避
Visual Studio をインストールするには、.NET Framework 4 および Windows インストーラー 4.5 コンポーネントをインストールする必要があるため、セットアップ プロセス中にコンピューターの再起動を要求するメッセージが表示される場合があります。
この再起動を回避するために、.NET Framework 4 および Windows インストーラー 4.5 を事前にインストールできます。 各コンポーネントの場所を次の表に示します。
コンポーネント |
ディレクトリ |
無人インストールのコマンド |
---|---|---|
Windows インストーラー 4.5 |
Microsoft ダウンロード センター Web サイトにある Windows Installer 4.5 Redistributable (Windows インストーラー 4.5 再配布可能パッケージ)。 |
「Windows Installer 4.5 Redistributable (Windows インストーラー 4.5 再配布可能パッケージ)」を参照してください。 |
.NET Framework Version 4 |
WCU\dotNetFramework |
dotNetFx40_Full_x86_x64.exe /q /norestart /ChainingPackage "ADMINDEPLOYMENT" |
Windows インストーラー 4.5 修正プログラム |
Microsoft サポート Web サイトにある KB958655。 詳細については、Windows インストーラー チームのブログにある「Update to MSI4.5 (MSI4.5 の更新プログラム)」を参照してください。 |
KB958655 を参照してください。 |
エラー リターン コード
次の表に重要なエラー コードを示します。
戻り値 |
セットアップの成功 |
説明 |
---|---|---|
0 |
○ |
インストールは成功しました。 |
3010, 1641 |
○ |
インストールは成功しました。 製品を使用するには再起動する必要があります。 |
3015, 1615 |
進行中 |
インストールは進行中です。 セットアップを続けるには再起動が必要です。 |
1602 |
X |
インストールが取り消されました。 |
5100 |
X |
インストールがブロックされました。 プレリリース バージョンまたは同様のバージョンのために、セットアップを続行できません。 続行するには、プレリリース バージョンをアンインストールして、セットアップを再開してください。 |
その他すべての値 |
X |
製品のインストール中にエラーが発生しました。 |
顧客フィードバック設定の指定
次のレジストリ キーの下にあるサブキーの設定を変更することで、個々のコンピューターにおいて Visual Studio で顧客のフィードバックを有効にするかどうかを構成できます: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\PCHealth\ErrorReporting\DW\VSSetup\Product Name Value\10.0\。
注意
製品名の値を、setup.sdb ファイルで指定されている VSSWProdName の値を使用して置換します。setup.sdb ファイルは、インストール メディアの n:\setup\ にあります。 たとえば、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\PCHealth\ErrorReporting\DW\VSSetup\Microsoft Visual Studio 2010 Ultimate\10.0\ です。
このキーでは、次のサブキーを使用できます。 すべてのサブキーで、dword:00000001 は true を示し、dword:00000000 は false を示します。
"VSSWUXEnabled" では、SQM の顧客からのフィードバック情報を非表示にするかどうか、およびその情報を送信するかどうかを設定します。
"VSSWUIDefaultChecked" では、顧客からのフィードバックのチェック ボックスをオンにするかどうかを設定します。
"VSSWUIDisabled" では、顧客からのフィードバックのチェック ボックスを無効にするかどうかを設定します。
関連トピック
トピック |
説明 |
---|---|
無人モードで Visual Studio をインストールする方法について説明します。 |
|
方法: Microsoft System Center Configuration Manager (SCCM) を使用して Visual Studio を配置する |
Microsoft System Center Configuration Manager (SCCM) を使用して Visual Studio をインストールする方法について説明します。 |
Visual Studio のコンポーネントを個別にインストールする方法について説明します。 |
|
Visual Studio をインストールする方法について説明するトピックや情報へのリンクを提供します。 |