_mm_cmov_si128
更新 : 2011 年 3 月
Visual Studio 2010 SP1 が必要です。
Microsoft 固有の仕様 →
XOP 命令 vpcmov を生成して、3 つ目のソースの値に応じて 1 つ目と 2 つ目のソースに対してビットごとの条件付き移動を実行します。
__m128i _mm_cmov_si128 (
__m128i src1,
__m128i src2,
__m128i selector
);
パラメーター
[入力] src1
128 ビットのパラメーター。[入力] src2
128 ビットのパラメーター。[入力] selector
src1 および src2 からビットを選択する 128 ビットのパラメーター。
戻り値
src1 および src2 からのビットを含む 128 ビットの結果 r。 選択されるビットは、selector によって決まります。
必要条件
組み込み |
アーキテクチャ |
---|---|
_mm_cmov_si128 |
XOP |
ヘッダー ファイル <intrin.h>
解説
結果の各ビットは、selector の対応するビット位置の値に応じて src1 または src2 の対応するビット位置から選択 (コピー) されます。 selector のビットが 1 である場合は src1 からビットが選択され、それ以外の場合は src2 からビットが選択されます。
vpcmov 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。
使用例
#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
int main()
{
__m128i a, b, selector, d;
int i;
a.m128i_u64[1] = 0xccccccccccccccccll;
a.m128i_u64[0] = 0x8888888888888888ll;
b.m128i_u64[1] = 0x3333333333333333ll;
b.m128i_u64[0] = 0x7777777777777777ll;
selector.m128i_u64[1] = 0xfedcba9876543210ll;
selector.m128i_u64[0] = 0x0123456789abcdefll;
d = _mm_cmov_si128(a, b, selector);
printf_s("a: %016I64x %016I64x\n",
a.m128i_u64[1], a.m128i_u64[0]);
printf_s("b: %016I64x %016I64x\n",
b.m128i_u64[1], b.m128i_u64[0]);
printf_s("selector %016I64x %016I64x\n",
selector.m128i_u64[1], selector.m128i_u64[0]);
printf_s("result: %016I64x %016I64x\n",
d.m128i_u64[1], d.m128i_u64[0]);
}
参照
参照
その他の技術情報
Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2011 年 3 月 |
このコンテンツを追加。 |
SP1 機能変更 |