パート 3: バッチの作成シナリオ
シナリオのこの部分では、2 つの受信メッセージを受信し、それらをバッチ処理されたメッセージに結合して、バッチを宛先に送信します。 BizTalk Accelerator for HL7 (BTAHL7) は、送信先からソースへのメッセージに対して生成された 2 つの受信確認を含む受信確認バッチを返します。 次の図は、チュートリアルのこの部分のプロセス フローを示しています。
Create-Batch シナリオでのメッセージの流れ
このシナリオには、次のワークフローが含まれます。
BTAHL7 は、MessageBox データベース内のバッチ定義に準拠しているすべてのメッセージをトラップします。 この定義は、BTAHL7 構成エクスプローラーの [バッチ定義] タブに入力します。 このチュートリアルでは、BTAHL7 は、ADT^A03 のスキーマを使用してTutorial_BatchDestに送信されるすべてのメッセージをトラップしてバッチ処理し、ADT^A03 メッセージの結果としてすべての受信確認をTutorial_BatchSourceに送信します。
スケジュールされたバッチ送信時刻が発生すると、BTAHL7 は、送信バッチ トランザクションをトリガーするバッチ制御メッセージを送信します。 スケジュールは、BTAHL7 構成エクスプローラーの [バッチ スケジュール] タブで定義します。 同じタブで [ 今すぐ送信 ] をクリックして、プロセスをトリガーすることもできます。
バッチ オーケストレーションは、MessageBox データベースにトラップされたメッセージからメッセージ バッチを形成します。 また、オーケストレーションは、ファイル ヘッダーとトレーラー、バッチ ヘッダーとトレーラーでバッチをラップします。 このオーケストレーションは、BTAHL7 セットアップによって BizTalk オーケストレーションのセットに追加されるネイティブ BTAHL7 オーケストレーションであるため、BizTalk エクスプローラーまたは BizTalk Server 管理コンソールの [オーケストレーション] ノードの下に表示されます。
受信確認がソース パーティに対して定義されている場合 (この場合はTutorial_BatchSourceの場合)、BizTalk は受信確認をバッチ処理し、それらをバッチで返します (\Tutorial_BatchACKDrop フォルダー)。 このチュートリアルでは、バッチ受信確認は短い遅延後に送信されます。
オーケストレーションはメッセージを送信ポート (Tutorial_BatchDest) にルーティングし、バッチ処理されたメッセージを宛先 (この場合はハード ドライブの \Tutorial_BatchMsgDrop フォルダー) に送信します。 このチュートリアルでは、バッチ処理されたメッセージは 1 時間後に送信されます。